屋根リフォームは家の寿命を延ばすために必要なリフォームです。
さらに、定期的なメンテナンスも必要であり、新築から10年以上経過している場合は一度点検することをおすすめします。
しかし、近年、屋根リフォームの業界では悪徳業者による被害が後を絶ちません。
そこで、今回はお客様が悪徳業者の被害に遭わないための注意点やポイントを紹介していきます。
屋根リフォームを検討されている方は参考にしてみてください。
屋根リフォームの悪徳業者による被害は深刻!
屋根リフォームには屋根塗装や葺き替え工事、カバー工法など様々な工事があります。
屋根リフォームを行うことで家の見た目が綺麗になるのはもちろん、家の寿命を延ばすことができるのです。
しかし、残念なことに屋根リフォームの悪徳業者による被害が深刻になりつつあります。
国民生活センターの統計を見てみると、2018年には7,223の相談件数だったのが2020年には8,757件にも増加しているのです。
点検商法 | |||
年度 | 2018 | 2019 | 2020 |
相談件数 | 7,223 | 8,000 | 8,757 |
訪問販売によるリフォーム工事 | |||
年度 | 2018 | 2019 | 2020 |
相談件数 | 5,684 | 5,759 | 7,009 |
独立行政法人国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/reformtenken.html
屋根リフォームの悪徳業者の特徴とは?
屋根リフォームの悪徳業者には主に5つの特徴があります。
悪徳業者の被害に遭わないためにも、特徴を覚えておくことをおすすめします。
1.やたらと不安を煽ってくる
悪徳業者の一番わかりやすい特徴ともいえるのが「不安を煽る手口」です。
- 「今すぐリフォームしないと危ないですよ」
- 「無料なので点検でもしてみませんか」
- 「このまま放置しておくと大変なことになりますよ」
お客様の不安を煽って契約を取ろうとしてくるのは悪徳業者の典型例です。
さらに、無料点検と称して屋根の上に登り、屋根をわざと壊して初めから壊れていたかのように見せかける悪徳な業者もあります。
もちろん、無料点検を行っている優良な屋根リフォーム業者はたくさんあります。
屋根labでも無料の建物調査を行っています。
しかし、無料点検を依頼する場合は、しっかりと業者を見極める必要があるのです。
2.契約を急がせる
契約を急かしてくるのも悪徳業者の典型例といえるでしょう。
屋根リフォームの悪徳業者は契約をすぐに取ろうとします。
- 「今日契約してくれたら、〇〇万円値引きします。」
- 「今日契約しなければ、〇〇万円高くなってしまいますよ」
- 「すぐに契約しなければ、お家が大変なことになってしまいますよ」
とにかくすぐに契約を取ろうとしてくるのが悪徳業者の特徴です。
契約を急かしてくる業者には十分に注意をしましょう。
屋根labでは見積書をもとにじっくりとご検討いただく時間を設けております。
さらに、大切な契約となりますので、ご家族様と相談していただくようにしています。
そのため、じっくりとご検討していただいてご依頼する業者をお選びいただければと思います。
3.執拗な値引き
大幅な値引きをしてくるのも悪徳業者の典型例といえるでしょう。
- 「200万円の屋根リフォームを70万円でやります!」
- 「通常は150万円かかりますが、今日契約してくれたら50万円にします。」
明らかに大幅な値引きをしてくる場合は注意が必要です。
そもそも、屋根のリフォームは屋根材や下地材、人件費などがかかるため、大幅な値引きが難しいのです。
つまり、大幅な値引きをしてくるということは、何か裏がある可能性があるということ。
たとえば、見積書とは違う安いグレードの屋根材を使ったり、下地処理を行わなかったりなど、手抜き工事をされてしまう危険性があるのです。
そのため、大幅な値引きをしてくる業者には注意が必要したほうが良いでしょう。
4.追加費用の請求
工事が完了した後に追加費用を請求してくる業者もいます。
- 「工事中に他の損傷箇所の修理も行ったので追加で30万円必要になります。」
- 「もともとの屋根材の劣化が激しかったので、廃材の処理費用が上乗せされます。」
工事中に他の損傷箇所を見つけたなどと言ってきて、追加で工事費用を請求してくる悪徳業者もいます。
5.火災保険の悪用
火災保険を使った屋根リフォームは一般的です。
屋根labでも火災保険を利用した屋根リフォームの実績も多数あります。
しかし、火災保険の悪用には注意が必要です。
- 「火災保険を利用すれば、どのような工事も無料で出来ますよ。」
- 「今入っている火災保険でどんな工事も自己負担無しで出来ますよ。」
これは絶対にありえません。
火災保険というのは自然災害等によって破損した場合に適応されるものなので、どんなリフォーム工事にも適応されるわけではないのです。
実際、火災保険を謳い文句に営業してくる業者が非常に多く、国民生活センターへの相談件数も年々増加傾向にあります。
悪徳業者の被害に遭わないためのポイント
悪徳業者の被害に遭わないためにも注意しておくべきポイントがあります。
住所を公開しているかどうか
業者によっては住所を公開していないところもあります。
しかし、そもそも住所を公開していないのはおかしいと思いませんか?
悪徳業者の中では住所を公開していないことも多いので、業者の住所は確認しておいたほうが良いでしょう。
ホームページがあるかどうか
ホームページを持っているかどうかもポイントです。
ホームページには会社の名前や住所、代表者の名前などが書かれています。
さらに、顔写真などが載っていると安心できますよね。
また、コラムやブログ、施工事例などが更新されているところも、安心できるといえるでしょう。
ただし、最終更新日が半年以上も前の場合は注意が必要です。
ホームページを確認する際は定期的に更新されているかどうかも併せてチェックしましょう。
まとめ
悪徳リフォーム業者による被害が年々増加傾向にあり、悪徳業者による被害が深刻化しています。
しかし、業者選びのポイントを押さえておけば、悪徳業者に引っかかるリスクを減らすことができるでしょう。
屋根リフォームを検討されている方は、今回ご紹介したポイントをぜひ参考にしてください。